発行日 2006年8月1日
Published Date 2006/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007007010
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わが国における造血幹細胞移植の歴史的な経緯と造血幹細胞移植医療の現況について,欧米,とくに米国と比較し具体的な数値をもとに概説した.わが国では多くの施設で少数例ずつの移植が行われるという実態があげられるが,最近では一部の施設に集約化される傾向も出はじめている.狭い国土であり,医療資源に限りがあることを考えると,基幹病院を中心とした医療ネットワークを整備し効率的で効果的な造血幹細胞移植医療を実現していくべきであろう.そのためには医療者みずからの努力とともに,社会の理解と行政からの支援が不可欠である
©Nankodo Co., Ltd., 2006