発行日 2006年8月1日
Published Date 2006/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007007011
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非血縁者間骨髄移植は,血縁ドナーがいない場合,次に考慮する治療法として定着しており,ドナー登録数も順調に増えている.もとより,健常なボランティアドナーの協力のもとに成り立つ医療であることから,所定の手続きを経る必要がある.本稿では骨髄移植推進財団により統括される移植までの流れを概説する.同時に,この治療法では,予定された治療(移植)が施行できるかどうかが,可能性(確率)によっているという特殊性から,移植可能確率の試算を提案した.非血縁者間移植の経験が集積することによって,さまざまな知見が得られ,よりよい成績が期待される一方,移植医は,ドナー選定にあたり,広範な知識が要求されるようになってきた
©Nankodo Co., Ltd., 2006