発行日 2005年9月1日
Published Date 2005/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005267018
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マルチスライスCT(MSCT)は冠動脈狭窄の判定のみならず,冠動脈プラークの検出およびその性状評価に有用である.急性心筋梗塞症や不安定狭心症などの急性冠症候群(ACS)は脆弱性プラークの破綻に引き続く血栓形成が原因であることから,脆弱性プラークを検出することがACSの診断のみならず,ACSの予防に寄与すると考えられる.本稿ではACS診断におけるMSCTの有用性,冠動脈プラークのCT値および冠動脈リモデリングの評価による脆弱性プラーク同定の可能性を述べる
©Nankodo Co., Ltd., 2005