発行日 2005年9月1日
Published Date 2005/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005266998
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ST上昇型,脚ブロック型急性心筋梗塞の早期認識は,救命するうえでの第一歩である.ST上昇型,脚ブロック型急性心筋梗塞は,標準12誘導心電図による診断が基本となる.血栓溶解療法であれ,経皮的冠動脈形成術であれ,閉塞した責任冠動脈を早期に再開通させることが,ST上昇型,脚ブロック型急性心筋梗塞のもっとも重要な治療戦略であり,主要な予後決定因子である.経皮的冠動脈形成術を実施するにあたり,熟練した施設でなかったり,経皮的冠動脈形成術施行までに時間がかかる場合は,躊躇なく血栓溶解療法を選択すべきである
©Nankodo Co., Ltd., 2005