発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005253150
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鼻腔・副鼻腔にはさまざまなリンパ腫が生じる.発生頻度は欧米ではまれで,東南アジアや中米では多い.NK/T細胞リンパ腫がもっとも多く,他の病型のリンパ腫より予後不良である.NK/T細胞リンパ腫は血管中心性増殖などの組織像,腫瘍細胞質内のアズール顆粒,CD56,cytoplasmic CD3,細胞傷害因子が陽性,EBウイルスの存在などの特徴がある.治療方針の決定は病型と病期,リスク分類により決定する.限局期NK/T細胞リンパ腫の治療は放射線治療を先行するか化学療法と同時に実施する
©Nankodo Co., Ltd., 2005