発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005253134
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悪性リンパ腫の診療は,病型分類の方法がWHO(World Health Organization)分類の時代を迎え,さまざまな影響が出ている.以前のWorking Formulationで同じ病型とされたリンパ腫の中にも,WHO分類でみると予後や治療法が大きく異なる疾患が存在することが明らかとなり,病理医も治療医もこれに対する対応が迫られることになっている.しかしながら,WHO分類には新しい病型がむやみに含まれるかというとそうでもなく,実は既存の病型を整理統合し直したものにすぎない.一つの診断名にも典型例から境界例まで幅が存在することも含め,各病型に対する理解を深めることが要求されている
©Nankodo Co., Ltd., 2005