発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005108596
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多くの感染症が心筋炎,心筋症をきたすことが示唆されている.中でもコクサッキーウイルス,アデノウイルス,パルボウイルス感染などとの関連が示唆されている.ウイルス感染による心筋障害は種々の臨床像を呈し,(1)うっ血性心不全,(2)拡張型心筋症,(3)心室瘤(右室心室瘤に伴う不整脈が存在すればARVD/ARVC),(4)拘束型心筋症様の病像をきたすことが考えられている.筆者らの研究によりC型肝炎ウイルスが拡張型心筋症,肥大型心筋症,ARVCの原因として重要であることが明らかとなった
©Nankodo Co., Ltd., 2005