発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005102257
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53歳男.抗甲状腺薬(thiamazole)治療開始3ヵ月後よりCPK値が上昇しはじめ,同5ヵ月後には3000IU/l近くまで上昇した.抗甲状腺薬をpropylthiouracilに変更してもCPK高値が持続したことに加え,CPK値の推移がTSH値と相関していたこと,CPKアイソザイムが骨格筋由来であったことから,CPKの上昇は急速な甲状腺機能是正に伴うものであると判断した.抗甲状腺薬の減量を行ったところ,TSH値の低下とともにCPKも減少した
©Nankodo Co., Ltd., 2005