発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005102224
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3例とも男性,2例で易感染性につながる基礎疾患を認め,化膿性脊椎炎の部位はいずれも胸椎レベルであった.2例は脊椎炎が先行したと考えられ,1例は膿胸の改善後敗血症とともに脊椎炎を発症した.膿胸の原因と思われる菌は全例で検出され,肺炎桿菌,連鎖球菌,Candida,嫌気性グラム陰性桿菌などであった.1例は神経根症状を呈したため手術を行い軽快した.手術適応なしとされた2例の保存的治療は約3ヵ月と長期に及び,経過中に耐性菌の出現を認めた
©Nankodo Co., Ltd., 2005