発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005102225
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症例は死亡時85歳の女性で,80歳時に近医で腎機能障害(BUN 23mg/dl,Cr 1.8mg/dl)を指摘され紹介受診した.腎機能障害は徐々に進行して末期腎不全に至ったが,血液透析導入は本人に拒まれ,最終的には末期腎不全の終末期に肺炎を契機とした心不全を併発して死亡した.剖検でIgM腎症を示唆する所見を認めた.生前の血中IgMは高値でなく,比較的良好な経過をとれた要因と推察された
©Nankodo Co., Ltd., 2005