発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005061229
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胆嚢結石は超音波のパターンにより質的診断が可能である.胆石全体が描出されコメットを有する場合I a型(純コレステロール石),コメットが認められない場合はIII型(色素石),半月状であればI b型(混合石),三日月状・弧状ならI c型およびII型(混合石・混成石)と考えられる.小胆石の場合は,充満型・浮遊型であれば混合石,遊離型であれば色素石,堆積型なら胆嚢後壁エコーが描出可能であれば色素石,不可能であれば混合石と考えられる.超音波分類は溶解療法やESWLの適応胆石の選別に有用であり,I a型はESWLのもっともよい適応である.石灰化の有無についてはCTがもっとも優れており,超音波と組み合わせることにより溶解療法の適応を決定できる
©Nankodo Co., Ltd., 2005