発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005061231
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USで胆石と診断された症例は,胆石性状の分析,胆嚢壁の検索を目的にEUSを施行することが望ましい.EUSは胆管拡張例において,高率に胆管結石を診断可能である.ERCP,MRCPにて描出困難な小型結石の描出にはIDUSが優れている.大型の胆管結石を内視鏡的に破砕した症例では,IDUSを併用し,胆泥,胆砂の残存に留意する.胆石性膵炎では,適応を厳しく制限したうえで,必要に応じてERCPを行い,ただちにENBD,ESTに展開する.胆石性膵炎の症例において,結石成分がコレステロール系の場合,CTでは描出されないことに注意する必要がある
©Nankodo Co., Ltd., 2005