発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2005061230
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近年のMRIやCTにおけるハードウェア,ソフトウェアの向上に伴い,MRCP,CTの画質は改善し,胆管結石症の診断能は飛躍的に向上している.MRCPでは空間分解能の高い画像が短時間で撮像可能になり,胆管結石の感度は100%とまでいわれており,胆管結石症の診断において,侵襲性のあるERCPの役割がMRCPに移行している.DIC-CTも胆管結石症の診断において,侵襲性はなく重要な役割を果たしているが,まず単純CTにて石灰化結石の有無を調べることが重要である.ERCPの侵襲性やビリスコピンによる副作用,CTの再構成画像を作る手間を考えると,MRCPが胆管結石症診断における第一選択であると考えている
©Nankodo Co., Ltd., 2005