発行日 2001年4月1日
Published Date 2001/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2001196328
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症例は77歳女で,胸水のため入院し,諸検査によりIgDλ型骨髄腫と診断した.入院7ヵ月目に歯肉腫瘍を認め,生検で腫瘍細胞が上皮細胞マーカ陽性を示したことから,この腫瘍は骨髄腫の髄外腫瘤ではなく重複癌と診断した.本例の経験から,骨髄腫症例に腫瘤を認めた場合には安易に髄外腫瘤と診断すべきでないと考えられた
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