投稿論文 症例
腓骨皮弁による下顎再建後に再発し、肩甲骨皮弁で再再建を行った下歯肉癌の1例
御任 大輔
1
,
赤澤 聡
,
青山 昌平
,
市川 佑一
,
中村 亮太
,
木内 智喜
,
鬼塚 哲郎
,
中川 雅裕
1静岡県立静岡がんセンター 再建・形成外科
キーワード:
下顎再建術
,
血管外科
,
肩甲骨
,
内固定法
,
骨プレート
,
再手術
,
歯肉腫瘍
,
腓骨
,
マイクロサージャリー
,
吻合術
,
扁平上皮癌
,
頸部郭清術
,
拡散MRI
,
骨皮弁
,
下顎骨切り術
,
血管柄付き骨移植
Keyword:
Bone Plates
,
Fibula
,
Fracture Fixation, Internal
,
Reoperation
,
Scapula
,
Anastomosis, Surgical
,
Microsurgery
,
Gingival Neoplasms
,
Vascular Surgical Procedures
,
Carcinoma, Squamous Cell
,
Mandibular Reconstruction
,
Mandibular Osteotomy
,
Neck Dissection
,
Diffusion Magnetic Resonance Imaging
pp.229-236
発行日 2020年2月10日
Published Date 2020/2/10
DOI https://doi.org/10.18916/J00398.2020210246
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52歳男性。左下歯肉の腫脹と疼痛にて近医の歯科で左下7番の抜歯が行なわれるも、症状が持続するため当院へ紹介受診となった。精査の結果、左下歯肉癌(T4aN2bM0)と診断され、下顎区域切除および左頸部郭清術、遊離腓骨皮弁による下顎再建が行なわれた。術後、経過は良好であったが、術後8年で腫瘍の再発を認めたため、再建腓骨を一部含めた下顎区域切除、遊離広背筋皮弁と肩甲骨弁の連合皮弁による下顎再再建が施行された。その結果、術後は化学療法を行い、目下、再再建術後から1年経過で皮弁は完全に生着し、良好な下顎形態が得られている。
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