発行日 2001年4月1日
Published Date 2001/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2001196040
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症例は50歳男で,約10年前に小脳梗塞と肺梗塞を発症し,その後,腹部大動脈以下の血栓形成によると考えられる間欠性跛行と,静脈血栓によると考えられる下肢の腫脹を繰り返していた.動静脈両方の血栓症状があることや,腹部CTで大動脈壁自体の変化はみられずに腹部大動脈に血栓閉塞を認めたこと,血液凝固系検査でPT,APTT値の解離がみられることなどから抗燐脂質抗体症候群を疑い,検査の結果診断に至った
©Nankodo Co., Ltd., 2001