リハビリテーション
大腿骨骨折手術後の免荷式リフトによる歩行訓練 近位・遠位骨折それぞれへのハーネスを用いて
岡田 順
1
,
田口 潤智
,
笹岡 保典
,
佐藤 雅春
,
木下 雄介
,
伊藤 まさみ
1宝塚リハビリテーション病院 リハビリテーション科
キーワード:
牽引(整形外科)
,
股関節部骨折
,
大腿骨骨折
,
日常生活活動
,
体重負荷
,
治療成績
,
歩行訓練
,
機能的自立度評価法
,
リフター
Keyword:
Activities of Daily Living
,
Femoral Fractures
,
Hip Fractures
,
Traction
,
Treatment Outcome
,
Weight-Bearing
pp.994-999
発行日 2017年8月1日
Published Date 2017/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2017392536
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大腿骨骨折手術後に免荷式リフトによる歩行訓練を行った7例の成績について検討した。大腿骨近位骨折の5例には両側の恥骨・坐骨を介して吊り上げるハーネスAを使用し、大腿骨遠位骨折の2例には骨盤・両大腿近位部を包囲して吊り上げるハーネスBを使用した。その結果、全例で免荷式リフト歩行訓練中に患肢痛の増悪はなく、ハーネスAまたはBの吊り上げによる腰臀部や大腿部への有害事象もみられなかった。また、全例で運動FIM(運動機能的自立度評価法)の改善が得られ、全荷重許可での歩行様式へ移行することができた。
©Nankodo Co., Ltd., 2017