発行日 2004年4月1日
Published Date 2004/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004155475
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過去16年間に手術的治療を行った65歳以上の大腿骨近位部骨折395例を,入院時85歳以上の超高齢者群(148例)と84歳未満群(247例)に分類し患者背景や臨床像,予後などの比較を行った.その結果,超高齢者群の特徴として,内科疾患合併率が高い,施設で介護中の受傷が多い,歩行能再獲得率が低い,自宅退院率が低い,生命予後・機能的予後・社会的予後が悪い,などが抽出された.超高齢者に対する医療課題として,リハビリテーション技術の向上や,介護度が増したときの有効なサポート体制を構築することなどが考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2004