臨床室
腰痛に対して内視鏡下横突起切除が奏効した神中分類1型腰仙部移行椎の1例
生田 健明
1
,
橋本 靖
,
今泉 泰彦
,
瀧川 悟史
,
川上 洋平
,
岡田 勝
1北播磨総合医療センター 整形外科
キーワード:
X線診断
,
MRI
,
鑑別診断
,
造影剤
,
X線CT
,
内視鏡法
,
局所麻酔剤
,
腰仙部
,
腰椎
,
腰痛
,
三次元イメージング
,
移行椎
Keyword:
Anesthetics, Local
,
Diagnosis, Differential
,
Contrast Media
,
Endoscopy
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Lumbar Vertebrae
,
Lumbosacral Region
,
Radiography
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Low Back Pain
,
Imaging, Three-Dimensional
pp.634-637
発行日 2017年7月1日
Published Date 2017/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2017388797
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66歳女性。数年前より体動時に腰痛があり、近医にて単純X線上L5の異常を指摘され、投薬治療や神経ブロック療法などを受けていたが、疼痛が持続したため紹介となった。腰椎単純X線およびCT、MRI所見よりL5左横突起と腸骨の接触による疼痛と診断され、内視鏡下に横突起部分切除術を施行した。術後、疼痛は完全に消失し、術後1年半経過時点で症状の再発は認められていない。本症例は形態的特徴から、神中分類1型の腰仙部移行椎と考えられた。
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