経験と考察
鎖骨遠位端骨折に対する小皮切プレート固定法
森岡 健
1
,
平石 英一
,
森 武男
,
岩瀬 剛健
,
工藤 加奈子
,
竹島 昌栄
1永寿総合病院 整形外科
キーワード:
内固定法
,
骨板
,
骨ワイヤー
,
最小侵襲手術
,
治療成績
,
鎖骨骨折
,
スーチャーアンカー
Keyword:
Bone Wires
,
Bone Plates
,
Fracture Fixation, Internal
,
Treatment Outcome
,
Minimally Invasive Surgical Procedures
,
Suture Anchors
pp.1131-1134
発行日 2016年10月1日
Published Date 2016/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2017028907
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ロッキングプレート(LPC)を用いて最小侵襲プレート固定法を行った鎖骨遠位端骨折11例を対象に、スーチャーアンカーを併用した2例(ス群)と軟鋼線を用いた9例(非ス群)に分け治療成績を検討した。対象は平均年齢48.7歳、平均観察期間はス群3ヵ月、非ス群6ヵ月であった。11例全例で骨癒合が得られ、最終診察時のJOAスコアはス群は2例とも95点、非ス群は平均98点であった。合併症は、非ス群でプレートの違和感1例、スクリューバックアウト1例、軽度の肩鎖関節亜脱臼1例を認めた。
©Nankodo Co., Ltd., 2016