問題点の検討
救急外来で骨折を見逃した症例の検討
佐藤 光太朗
1
,
鈴木 善明
,
赤坂 俊樹
,
菅原 敦
,
三又 義訓
,
西郷 峻瑛
,
高橋 裕孝
,
土井田 稔
1岩手医科大学 整形外科
キーワード:
X線診断
,
病院救急医療サービス
,
骨折
,
年齢分布
,
遅延診断
,
患者重症度
Keyword:
Emergency Service, Hospital
,
Radiography
,
Age Distribution
,
Fractures, Bone
,
Patient Acuity
,
Delayed Diagnosis
pp.145-147
発行日 2016年2月1日
Published Date 2016/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2016165686
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
二次救急医療施設である当院救急外来における骨折の見逃し例112例について、X線撮影枚数を中心に検討した。その結果、救急外来における骨折の見逃し率は1.9%であった。X線像の平均撮影枚数は、minor traumaで平均3.0枚、major traumaで平均5.7枚と、major trauma時の撮影枚数はminor trauma時の撮影枚数に比べ有意に多かった。経験年数について有意差はないが、研修医は上級医に比べ撮影枚数が多い傾向にあった。
©Nankodo Co., Ltd., 2016