特集 小児股関節に対する治療
小児股関節疾患の各疾患について 発育性股関節形成不全 最近の傾向について
三谷 茂
1
,
遠藤 裕介
1川崎医科大学 骨・関節整形外科学
キーワード:
X線診断
,
危険因子
,
股関節脱臼-先天性
,
集団検診
,
超音波診断
,
発生率
,
病歴聴取
,
分類
,
医学史(1601-現在)
,
岡山県
,
ドイツ
,
遅延診断
Keyword:
Classification
,
Germany
,
Hip Dislocation, Congenital
,
Medical History Taking
,
Mass Screening
,
Radiography
,
Risk Factors
,
Ultrasonography
,
Incidence
,
History, Modern 1601-
,
Delayed Diagnosis
pp.56-66
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2019047072
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
DDHは減少傾向にあるが、1990年ごろからその発生率は変わっていない。DDH(脱臼)の発生率は0.05~0.2%程度で、DDHとしては2%前後と考えられ、諸外国に比較して多い。診断遅延例が問題となっており、10%以上が歩行開始後に診断されている。これを減らすには、3ヵ月時に「乳児股関節健診の推奨項目」を用いて評価をし、危険因子を有する児には精査を行うことが重要である。US検診の有用性が証明されているので、全児にUS検診が行われることが期待される。
Copyright© 2018 MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.