骨・軟部腫瘍 先端的研究と臨床の現況
治療 手術的治療 腫瘍用人工膝関節の長期成績 20年以上経過例
高橋 晃
1
,
松本 里沙
,
齋藤 知行
1横浜市立大学 整形外科
キーワード:
X線診断
,
脛骨
,
骨腫瘍
,
骨肉腫
,
人工膝関節
,
大腿骨腫瘍
,
骨巨細胞腫
,
人工器官機能不全
,
治療成績
,
膝関節置換術
Keyword:
Bone Neoplasms
,
Femoral Neoplasms
,
Knee Prosthesis
,
Radiography
,
Prosthesis Failure
,
Osteosarcoma
,
Tibia
,
Treatment Outcome
,
Giant Cell Tumor of Bone
,
Arthroplasty, Replacement, Knee
pp.826-830
発行日 2010年7月20日
Published Date 2010/7/20
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2010312345
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膝関節周囲の骨腫瘍を切除後に腫瘍用人工膝関節で再建し、20年以上経過した症例の臨床成績を検討した。膝関節周囲に発生した悪性骨腫瘍または局所侵襲性の骨巨細胞腫で、切除後に腫瘍用人工膝関節で再建し、患肢温存の状態で20年以上経過した7例を対象とした。初回人工関節の生存率は43%であった。破綻の原因は、無腐性の弛みと人工関節の破損であった。良好な長期成績を得るためには、症例に応じた適切な機種の選択、正確な手術、術後合併症の防止、過度な負荷を避ける生活態度などが重要となった。
©Nankodo Co., Ltd., 2010