発行日 2012年9月1日
Published Date 2012/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2012350832
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14歳女。左膝痛を主訴とした。特に誘因なく主訴が出現し、受診時には左膝関節の屈曲制限があり、MRIで内側円板状半月板と内側半月板後角部の嚢胞性病変を認めた。半月板嚢腫を伴う内側円板状半月板障害と診断し、内側円板状半月板に対する半月板形成術と、半月板嚢腫に対する関節鏡視下嚢腫部分切除術を行い、屈曲制限と症状は改善した。約9ヵ月後、特に誘因なく右膝痛が出現し、左膝関節と同様の症状とMRI所見を認めたため、半月板嚢胞を伴う内側円板状半月板障害と診断して左膝関節と同様に部分切除と半月板形成術を行った。術後は屈曲制限と症状は改善したが、術後約1年時の両膝関節MRIで両側の内側半月の中節~後節に水平断裂を認めている。
©Nankodo Co., Ltd., 2012