発行日 2012年9月1日
Published Date 2012/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2012350833
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症例1は18歳女で、歩行不安定を主訴とした。3歳1ヵ月時にRett症候群と診断され、左尖足歩行を認めた。症例2は11歳女児で、歩行困難を主訴とした。3歳2ヵ月時にRett症候群と診断され、可動域(ROM)制限とつかまり立ち時の両側の尖足を認めた。2例はROM訓練や装具療法を継続するも、尖足が悪化したため足関節周囲筋解離術を行い、症例1は術後合併症として原因不明の排尿困難を認めたが、術後9年8ヵ月時点で歩容は安定していた。症例2は術後合併症を認めず、術後4年3ヵ月時点で軽度内反の再発を認めたものの、装具なしで独歩可能となった。
©Nankodo Co., Ltd., 2012