発行日 2006年4月1日
Published Date 2006/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006169701
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17歳男性.患者は野球の試合後に左膝関節部痛の増悪を認め,著者らの施設へ受診となった.受診時,内側と外側関節裂隙に圧痛を認め,McMurrayテストでクリックが触知されたが,疼痛はなかった.MRI所見から左膝内側および外側円板状メニスクスと診断し,関節鏡下に内側半月を前節から後節にかけ形成的部分切除を行なった.外側半月に断裂がみられたため,前節から後節まで部分切除した.術後のMRIでは無症状の右膝にも円板状メニスクスが確認されたが,断裂はみられず,無治療とした.術後1年10ヵ月現在,左膝関節部痛は消失し,野球選手としてスポーツ復帰している
©Nankodo Co., Ltd., 2006