発行日 2011年9月1日
Published Date 2011/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2012061425
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水腫を伴う変形性膝関節症43例を対象に、基礎治療として関節液を排液後にステロイド注入、NSAIDs投与を行い、基礎治療のみとした14例(A群)、その後更に履く型膝軟性装具を併用した14例(B群)、巻く型膝軟性装具を併用した15(C群)の3群に分類して無作為化試験を実施した。穿刺前と穿刺後1週に超音波診断装置にて水腫領域の横断面積を計測し群間比較した結果、C群の水腫縮小率は他の2群に比べ有意に高かった。巻く型膝軟性装具は、膝関節水腫穿刺後の水腫再発を抑制する可能性が示唆された。
©Nankodo Co., Ltd., 2011