発行日 2010年4月1日
Published Date 2010/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2010187314
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足関節三果骨折に伴う後果骨片に対し、T字プレートで後方から固定する方法で手術を施行した5例5骨の術後成績について検討した。術後経過観察期間は平均10.8ヵ月で、全例で骨癒合が得られた。足関節の自動可動域は背屈が平均10°、底屈が平均46°であった。OvadiaらのX線評価はanatomicが4例、fairが1例で、Burwellらの臨床評価は主観的評価が全例good、客観的評価がgoodが4例、fairが1例であった。Fairは、後果骨折をAcutrak plus screwのみで固定し、関節面の不適合を残存した例であった。創は全例一期的に治癒し、治療経過中に皮膚壊死、感染、腓腹神経障害を生じた例はなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2010