発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2005202431
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17歳女.槌趾変形と歩行障害を主訴とした.交通事故で,左足関節内果と腓骨遠位1/3部を骨折し,膝下軽度尖足位でシーネ固定し,内果はAO顆用スクリュー,腓骨はAO1/3円プレートで治療したが,術後のリハビリテーションは進まなかった.術後4週頃より母趾,第2・3趾に槌趾変形が生じたため抜釘術を行ったが,正常歩行が困難となった.受傷より1年後に入院し,母趾に対する長母趾屈筋腱の腱切り術,Girdlestone-Taylor法による第2趾に対する長趾屈筋腱の腱移行術を行った.術後,母趾,第2趾の変形は改善し,第3趾の変形も消失した.現在,足関節ROMは改善し日常生活に支障はないが,スポーツは行っていない
©Nankodo Co., Ltd., 2005