発行日 2010年4月1日
Published Date 2010/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2010187305
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原発性骨粗鬆症66例を、ビスホスホネートの連日投与製剤を処方した23例(A群)、週1回投与製剤を処方した43例(B群)の2群に分け、性別、年齢、服用継続率、medication possession ratio(%MPR)を比較検討した。両群の性別および年齢に有意差はなく、2年間の調査で服用継続率はB群の方が有意に高かった。両群の2年間の生命分析においても、B群の方が高い生存率であった。服用継続の脱落の理由は、A群では受診中止9例、減薬希望6例、消化管障害1例であった。B群では受診中止14例、消化管障害3例であり、消化管障害の3例はいずれも処方2ヵ月以内に脱落となった。%MPRはB群の方が有意に高く、2年間服用を継続できた症例のうち%MPRが100%であったのはA群7例中2例(28.6%)、B群26例中18例(69.2%)であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2010