発行日 2010年3月1日
Published Date 2010/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2010155716
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症例1:54歳女。右膝窩部に腫瘤を自覚するも放置し、徐々に増大し違和感を生じるようになった。大腿後面に直径8cmの硬い腫瘤を触知し、MRIではT1強調画像で低信号、T2強調画像で低~等信号を呈する腫瘤を認め、周囲との境界は不明瞭であった。切開生検を施行し、病理組織学的に顆粒細胞腫と診断して広範切除術を施行した。症例2:59歳女。左大腿部に腫瘤を自覚するも放置し、徐々に増大し痛みを生じるようになった。左大腿後面に硬い腫瘤を触知し、MRI所見および生検病理所見は症例1と同様で広範切除術を施行した。病理組織所見は好酸性の顆粒を有する細胞からなり、核異型やmitosisは認めなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2010