発行日 2009年3月1日
Published Date 2009/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2009138575
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77歳女。右膝痛、腫脹を主訴とした。19年前に関節リウマチ(RA)を発症し、Steinbrocker分類classIII、stage IVであった。ブシラミン投与によりコントロールされていたが右膝痛が出現し、強い痛みのため歩行は困難であった。単純X線、MRIにて、5ヵ月前にはなかった脛骨の骨破壊と前方亜脱臼と巨大な膝窩嚢腫(PC)を認め、人工膝関節全置換術及びPCの切開排液を行った。術後経過は良好で、手術翌日より全荷重歩行を開始し3週間で退院となった。術後8ヵ月現在、PCの増大や痛みは認めず、RAのコントロールは良好である。
©Nankodo Co., Ltd., 2009