発行日 2008年10月1日
Published Date 2008/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2009003490
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吸収性アンカーを利用した鏡視下suture bridge法による腱板断裂の治療について報告した。対象は2007年6月以降に吸収性アンカーのPanalokを用いて腱板をfootprintに圧着するsuture bridge法で修復した腱板断裂10例であった。1)適応は棘上筋~棘下筋の完全断裂とし、骨質の良い症例を選択した。2)手術後のリハビリテーションプログラムは通常のアンカー法と同様とした。3)術後経過は良好で、現在までアンカーの脱転や腱板再断裂は認められていない。4)術後6ヵ月のMRIでは腱板修復状態は良好であった。また、術後早期の疼痛は軽微で挙上訓練中の引っかかり感は生じなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2008