発行日 2008年6月1日
Published Date 2008/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2008236077
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切断肢を用い、損傷半月をall-insideに縫合できるFasT-Fix半月縫合システムで外側半月の後外側部を縫合し、インプラントと膝窩筋腱(KT)溝周辺の解剖学的位置を調べた。KT前方をzone A、後方をzone B、後角をzone Cとし、1膝当たり14本のインプラントを用い、大腿骨側は垂直縫合、脛骨側は水平縫合した。zone Aの大腿骨側では、1本のみ関節包の表面に正確に設置され、他の3本のうち1本はKT溝内、2本はKTを貫通しKTの表面にあった。脛骨側はすべて不良設置で、KT溝内が3本、うち1本はKTの半月付着部内、1本はKT貫通であった。zone Bでは、大腿骨側は3本が関節外に設置され、1本はKTを貫通していた。脛骨側では関節外1本、関節内3本で、うちKT溝内が2本、KTの半月付着部内1本であった。大腿骨側の斜縫合ではすべて関節包外であった。zone Cでは1本は設置ミスしたが、他のインプラントはすべて関節外に設置され、関節包の表面にあった。
©Nankodo Co., Ltd., 2008