特集 半月板損傷治療の最新情報
半月板損傷治療の現状と課題 All-inside法による半月板縫合術の手技と適応
阿部 信寛
1
1川崎医科大学 スポーツ・外傷整形外科学
キーワード:
縫合法
,
スーチャーアンカー
,
半月損傷
Keyword:
Tibial Meniscus Injuries
,
Suture Techniques
,
Suture Anchors
pp.248-255
発行日 2018年3月19日
Published Date 2018/3/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2018156965
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半月板の変性や断裂は疼痛や不安定を生じさせ、二次的な軟骨変性を惹起する。All-inside半月板縫合術は、関節後方の皮切を必要としないため、神経血管損傷の危険性が少ない方法であるが、複雑な縫合締結手技が必要であった。最近のinside-out法の手技に準じたall-inside縫合デバイスの開発によって、短時間での縫合が可能となっただけでなく、半月板中節から後節および後角断裂の縫合術の成績向上が認められる。
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