発行日 2008年1月1日
Published Date 2008/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2008091700
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三重県内の整形外科医と内科開業医を対象に、腰部脊柱管狭窄症の診断サポートツールの認識度についてアンケート調査を行った。整形外科医局員:84名、内科開業医:119名の計203名(回収率:81.2%)から回答を得た。診断ツールの認知度は、整形外科医:14名(16.7%)、内科開業医:4名(3.4%)であった。診断ツールを知った経緯は、「先輩医師から教えてもらった」8名、「学会や講演会で知った」4名、「雑誌で読んだ」2名であった。診断ツールの利用率は1.2%で、整形外科勤務医1名のみであった。2006年10月時点で、整形外科医、内科開業医共に診断ツールの認知度はかなり低いことがわかり、整形外科医はこの診断ツールを正しく理解し、プライマリー医に対し、診断ツール普及や腰部脊柱管狭窄症に関する病態・治療に対して理解させることが重要であると考えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2008