発行日 2002年8月1日
Published Date 2002/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003025901
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間欠跛行の手術症例52例を対象に標題の検討を行った.疾患の内訳は変性すべり症29例,複合型狭窄症19例,分離すべり症4例で,術前脊髄造影所見から完全停止群,動態的停止群,停止のない群に分類しJOAスコアを用いて評価した.検討の結果,完全停止群4例,動態的停止群24例,停止のない群24例であった.分離すべり症では全例停止のないものであった.動態的停止群で跛行距離が短い傾向にあり,停止のない群には,ばらつきが多かった.間欠跛行距離300m以下の症例は,動態的停止群が14例(58.3%)と高い傾向を示した.JOAスコアは完全停止群18.3点,動態的停止群16.1点,停止のない群15.8点であり,3群間で有意差はなかった.代表的症例を提示した
©Nankodo Co., Ltd., 2002