発行日 2007年11月1日
Published Date 2007/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2008030685
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2005年10月~2006年3月に変形性股関節症に対しナビゲーションシステムを併用した最小人工股関節全置換術(MIS-THA)を施行した65股関節(男6例、女59例、33~79歳)を対象に、術中・術後のカップ位置を計測し、その相違とカップ位置の正確性について検討した。術後1年全例で脱臼を認めなかった。術中の外転角度は41.3±4.2°(平均値±標準偏差)、前捻角度は41.3±5.5°であった。術後のCTによって解析した外転角度は38.1±5.4°、前捻角度は21.6±8.0°であった。各症例における術中の角度と術後のカップ設置角度の相違は外転角度3.2±6.5°、前捻角度は3.1±7.3°であった。術中・術後の外転角度、前捻角度に有意差を認めた。
©Nankodo Co., Ltd., 2007