発行日 2007年7月1日
Published Date 2007/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2007261007
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ONI transcondylar plateを用いた成人の上腕骨遠位部骨折の治療成績を報告した。対象は、ONI transcondylar plateを用いて治療した上腕骨遠位部骨折3例3肘(全例女性、平均年齢58歳)で、受傷機転は全例転倒、骨折型はAO分類 C2 1例、C3 2例であった。最終評価時の関節可動域(ROM)は屈曲が平均125°、伸展が平均-15°、JOAスコアは平均90点、ROM訓練開始時期は平均5.6日であった。上腕骨骨軸と上腕骨遠位端に平行な直線のなす角(α角)は術直後で平均93°、最終評価時91.3°でその差は-1.7°、上腕骨骨軸と滑車の軸方向とのなす角(β角)は術直後で平均45°、最終評価時44.3°でその差は-0.7°であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2007