発行日 2007年4月1日
Published Date 2007/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2007153046
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81歳女。右大腿骨転子下骨折に対しDyax-Aネイルを用いた観血的骨接合術を施行し、術後2ヵ月で一本杖歩行可能となり退院したが、術後7ヵ月ごろより荷重時に右股関節痛を自覚した。術後12ヵ月のX線像で骨折部の偽関節によるラグスクリュー刺入部付近のネイル折損を認めたため、抜釘と骨移植、エースキャプチャードヒップスクリューシステムによる骨接合術を施行した。摘出したネイルは本体がラグスクリュー通過部で折損し、過負荷による疲労破断が生じていた。再手術後6ヵ月の時点では杖歩行が可能で荷重時の痛みはなく骨癒合は良好であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2007