発行日 2007年3月1日
Published Date 2007/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2007149736
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47歳男性。患者は16歳時に交通事故にて右大腿骨脱臼骨折を受傷し、受傷半年後に著者らの施設へ紹介入院となった。当時、治療として右大腿骨を約1ヵ月牽引したが整復が得られず、やむなく右股関節の大転子切開によるAustinーMooreセメントレス人工骨頭置換術が行なわれた。以後、31年が経過した現在、約3cmの骨頭の上方移動と1.5cmのステムの沈み込み、強い跛行が認められるも、正坐が可能で雅楽演奏者として職業を継続している。また、杖を用いれば30分の連続歩行も可能である。
©Nankodo Co., Ltd., 2007