発行日 2001年4月15日
Published Date 2001/4/15
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2001223954
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再置換後3年以上経過し,大腿骨が菲薄化した81例90関節に行ったセメント非使用型人工股関節再置換術を検討した.JOAスコアは再置換前平均59.5点が最終調査時には77.2点と改善が見られた.再置換術後最終調査時は,88関節中,stable例59関節,unstable例17関節,再度再置換例12関節であった.合併症は,術中大腿骨骨折41関節,術中ステム穿孔4関節,術後脱臼6関節,大腿神経不全麻痺2関節,坐骨神経不全麻痺I関節,ステムの弛み11関節,遅発性感染1関節であった.残された骨皮質での固定性が得られるステムの選択,同種骨移植による骨欠損の補填を行えば,セメント非使用型で十分再建できた
©Nankodo Co., Ltd., 2001