発行日 2007年1月1日
Published Date 2007/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2007117995
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33歳男性。患者は階段からの転落受傷にて右足関節痛が出現し、同日、著者らの施設へを受診となった。単純X線で右足関節果部骨折と診断され、骨接合術を行ったところ、術後6週で骨癒合が得られたものの、術後16ヵ月後、また荷重時に足関節痛を認め、JOAスコアは50点であった。一方、CT矢状断像では脛骨天蓋の荷重面に骨折の変形癒合がみられ、鏡視下に足関節骨軟骨切除術と足関節固定術を行なった。術後6週まで膝下ギプス固定後、足関節固定装具装着下に20kg荷重を開始した結果、術後9週で骨癒合が確認され、術後12週より独歩可能となった。以後、術後5ヵ月で職場復帰となり、術後12ヵ月でJOAスコアは71点に改善された。
©Nankodo Co., Ltd., 2007