発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2007095255
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症例1:30歳女。誘因なく右股関節痛が出現し、単純X線像にて右大腿骨頭に骨萎縮像を認めた。歩行は可能で疼痛も軽度であったため外来にて経過観察を行い、受診後11週で疼痛は消失した。症例2:34歳女。誘因なく左股関節痛が出現し、単純X線像にて左大腿骨頭~頸部に骨萎縮像を認めた。松葉杖を使用し患肢免荷とし、鎮痛薬を投与した。徐々に疼痛は軽減し、受診後3週間で松葉杖不要となり、7週間で症状は消失した。症例3:9歳女。右股関節痛が出現し、単純X線像にて右大腿骨頭~頸部に骨萎縮像を認めた。歩行は可能で疼痛も軽度であったため経過観察とし、受診後2週間で症状は消失した。全例MRI所見では、症例1は右大腿骨頭~頸部に、症例2は左大腿骨頭に、症例3は右大腿骨頭頸部に、いずれもT1強調画像で低信号域、T2強調画像で高信号域を認めた
©Nankodo Co., Ltd., 2006