発行日 2006年10月1日
Published Date 2006/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2007037996
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12歳男児。木に飛び移ろうとして転落し、右上腕骨外科頸骨折および右橈骨・尺骨遠位端骨折を受傷した。X線検査でこれらの骨折に加え、右手根骨・中手骨に小斑点状の骨硬化陰影を多数認めた。骨折は手術により治癒した。術後の経過観察中に骨の斑点について精査を行ったところ、斑点状骨硬化像は両手、両足、両股関節のX線検査においても多数認められ、両手のMRIで手根骨内に多数の無信号域を認めたことから骨斑紋症と診断した。
©Nankodo Co., Ltd., 2006