発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006314590
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症例1(79歳女).左膝関節痛と左足関節痛を主訴とした.両変形性膝関節症に対して右膝に人工膝関節全置換術(TKA)が施行されたが,歩行中に車にはねられ受傷となった.所見は左大腿骨顆上骨折および左足関節果部骨折で,受傷10日目にTKAと逆行性髄内釘を一期的に施行した.術後評価はNeerの評価基準でsatisfactoryであったが,膝屈曲が90°と悪かった.症例2(79歳女).右膝関節痛を主訴とした.両変形性膝関節症に対して通院治療を行っていたが,トイレで転倒し受傷となった.所見は右大腿骨顆上骨折で,受傷3日目にTKAと逆行性髄内釘を一期的に施行した.骨癒合は良好であり,膝ROMは0°~110°であった.術後評価は,Neerの評価基準でsatisfactoryであった
©Nankodo Co., Ltd., 2006