発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006314583
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第5中足骨基部骨折の形状を分類し,骨折治療期間の相違について検討した.更に熱可塑性樹脂による足底装具を用いて治療を行った症例についても,その治療成績について検討を行った.対象は男性22例,女性31例で,平均年齢は47.5歳であった.1)全例とも保存的治療にて軽快し,合併症も認められなかった.2)亀裂骨折では熱可塑性キャスト材を用いて骨折部を包むように覆い,弾力包帯で固定を行うことで,約6週間後に疼痛が軽快した.3)初診時にギブス固定を行い,継続してプラスチック製足底装具を装着して治療を行った37例の全固定期間については,I型は5例で平均11.2週で,IIa型は13例で平均11.9週,IIb型は14例で平均10.2週,III型は5例で平均13.8週であった
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