発行日 2006年9月1日
Published Date 2006/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006304474
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Locking compression plateを内固定材料として使用した脛骨骨幹部螺旋骨折10例の成績を報告した.前期の5例(A群)は術後6週まで膝蓋腱支持装具を装着し,6~12週は部分荷重,その後全荷重とした.後期の5例(B群)は術直後から1/2の部分荷重を行い,6週目から荷重を増やし,8週から全荷重とした.両群とも骨幹部骨折は最小侵襲プレート骨接合法/slipped plate法を用いた.A群ではプレートを骨の形状に合わせてあらかじめ成型し,密着させて骨接合した.B群ではプレートの両端は骨に接するが,プレートと骨の大部分は接しておらず,皮下創外固定的に使用した.A群の仮骨形成時期は平均8週,骨梁通過開始は17週で,B群は各々5.4週,12.8週であり,いずれもB群がA群に比較して有意に短かった
©Nankodo Co., Ltd., 2006