発行日 2003年12月1日
Published Date 2003/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004156780
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脛骨内側プラトー骨折に対し,後内側後方にバットレスプレートを使用した2例について報告した.症例は60歳と33歳の男性で,受傷原因はバイク事故,スケートボートでの転倒で,いずれも合併損傷は認めなかった.術前に単純X線撮影,断層撮影,CTを行ったうえで骨折型を評価し,手術を計画した.術後経過観察期間は3ヵ月,13ヵ月で,治療成績はHoul&Luckの治療評価基準に基づいて評価した.手術時間は症例1が2時間40分,症例2が55分で,最終観察時の膝関節ROMはともに伸展0°,屈曲150°で,歩行時痛は認めなかった.治療成績は,症例1は解剖学的評価が優,機能的評価が良で,症例2はどちらも優であった
©Nankodo Co., Ltd., 2003