発行日 2006年4月1日
Published Date 2006/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006169703
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28歳男性.患者は両足と右示指の腫瘍・疼痛を主訴とした.単純X線では指趾骨に多発する骨透亮像を認め,骨シンチグラフィーでは両手関節,両足関節以遠に多数の集積像がみられた.骨生検の結果,多発性骨サルコイドーシスと診断され,全身精査では呼吸器,心臓,眼,筋肉にもサルコイドーシス病変がみられた.プレドニゾロン 40mg/日の投与を開始したところ,投与後2週で指趾の疼痛・腫脹は消失した.尚,治療開始より1年半年後の現在,プレドニゾロン 5mg/日維持療法を継続中である
©Nankodo Co., Ltd., 2006